青蓮院 1000年に一度の青不動明王ご開帳


京都・東山 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)
京都紅葉狩り旅行の二日目の晩に訪問したところは
ライトアップでよりいっそう賑わうここ青蓮院でした。
日中の京都市内のお話は後日書くことにします。


折りしも、1000年に一度というまた気の遠くなるようなキャッチフレーズで
国宝 青不動明王の御開帳という機会に遭遇しました。
これは昼間のお茶室もさることながら
夜のライトアップ紅葉とあわせて見るべしと計画を練りました。

日中と夜間の間に一度扉が閉まるので
夜間のライトアップ前にあわせて、人々が何時とはなしに集まってきます。
あまり並んでしまうとゆっくりと見られないと思い
丸山公園あたりの日暮れ時を、ゆっくりと歩きながら待ちました。

八坂神社も最近塗り直したようで
色も鮮やかに復元されていましたし
DVC00907(八坂神社)

知恩院に灯がうっすらと灯るころになると、
夕暮れ時が、にわかに幻想的な世界へと変化するのもまた良いものです。
昼と夜の印象が全く違う、その変化を楽しめてわくわくとしました。

知恩院の灯
DVC00903.jpg

さて、夕暮れ時からだんだんと暗闇が出現する頃には
人の列が出来始めました。
DVC00684(楠木)
道路に出るところの角には、大きな楠の木があります。
こちらはグリーンのライトアップで青々と照らされて
誇らしげに枝を広げて、開門を待つ人に何かを語りかけてくれます。


DVC00685(青蓮院)

DVC00686_20091128205838.jpg


国宝の御開帳に対するコメントが配られているので抜粋・要約転記します。

青蓮院では、本堂にて1144年の創建以来初めて、国宝「青不動明王二童子像」をご開帳いたします。「青不動」は、日本三大不動画の一つとして、極めて強いお力によって平安時代から現在まで、篤く信仰されてまいりました。
 不動明王は、宇宙のすべてをつかさどる大日如来の使者として登場し、
やがて衆生を救うために忿怒の姿で現れました。今、時代は政治も経済も共に混迷を極め、
また道徳心は荒廃しさまざまな事件が後を絶ちません。
この混迷の時代に、青不動の強いお力により、世の中を少しでも良い方向、
真に豊かな社会に導いていただきたいと考え、このたび、ご開帳を行うことにいたしました。
 平安時代より伝え引き継がれてきた青不動を目の前に、その強い力を感じながら、
お祈りください。
青不動が、皆様の様々な「願い」を「成就」へと導きます。


青不動は国家の安泰や、皇室の安寧を祈願することが目的で
絵仏師によって精魂込めて描かれた礼拝画像です。
2メートル四方の大画像は当初は、朝廷の中でおまつりして皇室の方々に信仰され
天台宗の選ばれた高僧が如法に供養し御祈願してきたといわれています。
その後、平安時代にの終わりごろ、皇室との縁が深かった青蓮院に下賜されたと伝えられています。


DVC00905.jpg

一切の人を救うまではここを動かないという不動の姿を現し
右手に持つ三鈷刀は、魔を退散させると同時に人々の煩悩を断ち切るための剣。
剣に巻きついた倶利伽羅龍(くりからりゅう)は
不動明王の変化身で、竜王の一種とされています。
左手の羂索は悪を練り上げ、煩悩から抜け出せない人々を救い上げるための縄。
右目は天を、左目は地を、それぞれ睨み(天地眼)
牙も上下に伸び、左右非対称に表現されています。

火焔の中には火の鳥「かるら」が見えます。
三つの毒を喰らい尽くす鳥であり、本尊に向かって右側には合掌する矜迦羅童子(こんがら)
左側には棒を構えた制叱迦童子(せいたか)が描かれています。

DVC00906.jpg

さて、不動明王についての追記をします。
不動明王は密教のほとけであり、青、黄、赤、白、黒の五色に分けられています。
その中でも、青色は方位:中央、五輪塔婆の頂上の宝珠形
青不動は五色の不動明王の中では最上位、中心に位置します。
混沌としたこの世の中に、1000年の時を経てお出ましいただいた青不動。
普段は信仰などを持たない私ですが、祈って参りました。
自分のことではなく広い意味での祈りに徹して
次代を担う我が子たちの社会が、いくらかでも希望に満ちた社会でありますように。








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 2009_11_28


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愛猫から始まったミレコロ日記。美麗から美月に変わり、心たんも9歳になった2016年からは、
これまでのつぶやき、旅日記に加え、タッセルの話も綴ります。

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