アケミという名の猫


アケミ
この子はアケミといいます。
3年前に18歳で虹の橋を渡った猫です。

家人にくっついて帰宅して、そのまま実家で飼われていました。
私はそれほど馴染みは無い猫ですが
それでもこのアケミとは思い出がいくつかあります。

一番印象に残ったのは生死をかけた子宮摘出手術でした。
既にOLだった私は、「帰るころには猫の赤ちゃんが見られる」
そう思っていたのですが・・・
お昼休みに家に電話をすると
「アケミの様子がおかしくなったので、これから獣医に連れていくことにした」
思いがけない言葉に耳を疑いました。

猫のお産を何度も家で見てきた私には
もはや祈ることしか出来ません。
今でこそ、猫も犬も獣医にかかることが当たり前の世の中ですが
当時(25年くらい前)は、このような野良出身の雑種などは
そうそう獣医にかかる、という感じではありませんでした。

猫のお産は数日前から始まります。
それは母猫の仕草から判ります。
仕切りに家の中で安静にできる場所を探し始めるからですが
いくらかその場所を誘導してあげるのが我が家のやり方でした。

場所が決まると、そこを拠点に日常生活をするようになります。
そしていよいよお産の朝を迎えました。
元気よくお腹の中をぐにゅぐにゅと動く様子からも
間違いなく3匹いることもわかっていました。
なのに・・・

獣医さんに運ばれたアケミは、緊急オペとなりました。
アケミの命の保障も半分以下だと言われ
その後しばらくの入院期間を経て生還してきたアケミのお腹は
痛々しく大きく切開されたあとが残りました。

3匹いたうちの先頭に生まれるはずの赤ちゃんが
うまく出ることが出来ず、力尽きて死んでしまったことで
あとに続く2匹も結局生まれることが出来なかった
というものでした。
自宅での出産でなければ、間違いなく無事に生まれたのだろうと
今では思うのですが・・・アケミの初めてのお産は失敗に終わり
なおかつ子宮も失うことになったのでした。

アケミが助かっただけでもよしとしないと・・・

それから10数年、アケミは長寿の表彰をされる猫となりました。
アケミの生きた後半では、アスキムと一緒に過ごしました。
そのアスキムは今は1匹で寂しくないのかな?と思うことがあります。

動物でも人でも、結局は残された者はその後も生きていかなければならないのですね。
飼い猫や飼い犬との死別をたくさん経験して思うことは
この子たちを最後まで可愛がり、慈しみ、看取ってあげることは
人間だから出来ることなんだな・・・ということです。

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テーマ : 日記    ジャンル : 日記
 2010_04_03


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Author:silk
愛猫から始まったミレコロ日記。美麗から美月に変わり、心たんも9歳になった2016年からは、
これまでのつぶやき、旅日記に加え、タッセルの話も綴ります。

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