故宮博物院


みなさまこんにちは。ラナン・レイの旅日記台湾編の第三弾です。
世界の三大なんとかというものに決して目がないわけではありませんが
今回はそのひとつとして名高い「故宮博物院」についてその一部を書きたいと思います。

いわゆるガイドブックには必ずと言って良いほど白菜と角煮の彫り物のことが写真つきで紹介されています。
なんで白菜?なんで角煮?それについて書かれているものは見たことがありませんが(苦笑)
書かれているのはせいぜいその美しさや見事さと言った見た目の観点からのものが多く
白菜がなぜそのモデルとなるのかについてはほとんどわからないままでした。以前職場で見てきたという人にも尋ねたことがありますが、よくわからないということでした。

この「翠玉白菜(翠玉白菜)」は天然石であるヒスイでできています。
そして緻密な白菜とキリギリスとイナゴの一刀彫りであること、
全長にして20センチにも満たない小さいものながら、圧倒的な表現力で見るものを釘付けにします。
白菜というのは、葉をたくさん茂らせ、野菜としても貴重であったそうで、食べるものに困らないように「豊作」を願うという意味があり、
キリギリスとイナゴはいずれも多産の象徴とされているため、こちらも皇帝の妃としての役目を果たす願いを込めた嫁入り道具だったのだそうです。
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朝いちばんで博物院に飛び込んだのですが、すでに観光客が大勢いて、次々とバスで団体客が運ばれてきます。
年末のある1日の始まりでしたが、そんな時期的な問題は関係なく観光客を送り続けます。
みんなお目当ては何はなくともこの白菜、角煮の2点でしょうか。

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今にも肉汁があふれ出そうなほどの質感には恐れ入りました。
一説にはどちらも着色がなされているのではないかとありますが、基本としては天然石の持つグラデーションの美しさを生かして彫られたのだと信じたいです。

故宮博物院では1日では見切れないほどのお宝があるといいますが、陳列されているものは定期的に入れ替え等が行われているようで、裏山の倉庫(一山の中)に眠っている物全てが見られる事は無いのだろうと思います。
ただ、ルーヴル美術館のような圧倒的な広さの中に所狭しと並ぶ芸術品の多さを体感するには至りませんでした。
一言で言うならば、宝石の館。石を磨き掘り上げ美しいものに仕上げる技術はため息ものには違いありません。
中でも失敗したら一たまりもないであろう象牙を幾重にも透し彫りを施したという「多層細工球」は、既にこの技術がある者が居ないとのこと。
これは上方のチェーンの部分、球体の部分、下方の部分から成る者で、球体は何層にもわたって動くだけでなく、一重ごとに見事な透し彫りが施されています。展示は21層だったかと思います。
飾られる時により、9層だったりと幾つかあるようです。下部には房もついているので、後でラナン・レイのホームページの「世界のタッセル」でまた別途紹介したいと思います。

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動物をモチーフにした物も幾つかありまして、お香を焚く道具でしょうかぽっちゃりとした姿が愛らしいのがこちらです。ちょっとそばに置いておきたくなりました。と同時い家に置いてきた2匹の愛猫の事が思い出される一瞬でもありました。
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縁起物してのモチーフは龍、獅子などといったものだけではありません。
こんな可愛いコウモリもそこかしこに飛んでいました。
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優美な鳥を彫って作られている花瓶もまた一刀彫りな訳ですが、見るもの全てがどれだけ大変な労力かと想像を絶するものばかり。
ため息なしには見られない世界にだんだんと興奮したのは言うまでもありません。

宝石の嵐!
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どこの家にも欲しいですね「如意棒」。これがある度どんな罪もお咎めから免れるといいます。
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壮絶ため息ものがこちらの屏風で、ヒスイの彫刻両面もの!日本の皇室から返却された絶品です。
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こんな見事なヒスイの屏風、この世にあるのですね。
これは「清朝翡翠の屏風」と言って48枚の翡翠の彫刻が嵌め込まれた美品です。

展示物は他にも様々なものがあって、書、絵、壺などのほかヨーロッパから伝来した品々も数多くありました。
中でも薬のビンは女性のもの(香水瓶)ではないかというくらい綺麗でした。でもこれは男性が所持していたそうで、使用用途は「薬」なのだとか。今では考えられないお話です。

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さてまだまだお宝はたくさんあるのですが、全てはお伝えしきれないのでまたいつか機会があったらということで故宮博物院はおしまいにしたいと思います。
次回は、京劇鑑賞をしたのでその辺のお話をしたいと思います。

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Author:silk
愛猫から始まったミレコロ日記。美麗から美月に変わり、心たんも9歳になった2016年からは、
これまでのつぶやき、旅日記に加え、タッセルの話も綴ります。

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