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羊祭り(犠牲祭)と市場


いくつか前の日記でワルザザードに向かう山間に居た子ヤギたちの事を書きました。

私の中では子ヤギたちは可愛い存在で、でもあまり身近には居ない動物園で見るタイプの動物です。
つまり、どちらかといえば愛玩動物としての位置付けです。
子供のころ、やれ瞳が横だの縦だの、紙を食べてしまう面白さだの、と触れ合いコーナーのような一角で唯一触れる小動物でもありました。

そのヤギや羊たちに関係のある大切なお祭りがあるということで、
モロッコの南部にあるリッサ二という街で古くから毎週定期的に開かれているというかなり大きな市場に案内していただきました。一年で一番盛大に開かれ人で賑わっている「羊祭り」の直前のため、ヨーロッパなどに出ている人も皆モロッコに帰省する日本で言えばお正月のようである事を知り、その賑わいが半端ではない事も目の当たりにしました。

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そこに居たのは、動物園や山間に見かけた可愛がる対象のヤギではなくて、食べるためのヤギ、羊、牛…なわけです。
写真で見ればわかるように、人と同じくらいの数の動物たちが広い仕切りの中に所狭しとひしめいています。それもそのはず、各家庭でその儀式は行われるのだそうで、売られていく彼等は手足を縛られて車に乗せられてそれぞれの家路につくのです。

毎年この羊祭りの時期はその起源となるのがラマダンにあり、さらに調べてみると旧約聖書に出てくるアブラハムが神への忠誠心として、ようやく授かった息子であるイサクを生贄に捧げなければならないという試練を与えられたことに始まりがあるようです。神の試練に対して、愛してやまない我が子を捧げる決意をしたということに、神を恐る者であり神に対するその信仰心を称え犠牲祭を行うこととなったとか。

普段そのような場面に遭遇しない私には頭で理解できていてもかなり衝撃的でした。
移動する景色の中に沢山見かけたヤギやヒツジたちは食用なのだという事も改めて理解しました。
そして前回抱いた思いに、この国の一人一人の生きる「力」にとても強さがあることをなお一層強く思うのでした。

2018年8月22日羊祭りの日
前日から突如襲われためまいと発汗、体温調節が利かないという熱中症の初期症状と思われる体調で
実際の儀式を見にいく機会は見送ることとなりました。
とても大切な儀式であることを感じたので、この機会は見るべきだという気持ちもありましたが
実は具合が悪くなったのもこのことが原因だったのではないかと後になって思いました。
動物達の命の叫びを全身に受けてしまったのではないかという感情的な部分です。

13時半ころになってやっと起き出した私は、バーベキューをするから来るようにと誘われて
宿の裏手に行って見るとそこには肉の塊がたくさんあって、既にスパイスなどが混ぜ込まれて今まさに焼かれようとしているところでした。
炭火をたいて、とても手際よく男性陣がどんどんと焼いていくので私は何もせずにただその流れを見ていました。
なんとも生々しい感じがするのですが、これも生きていくために必要なことです。
私だってこれまでにたくさんの動物の命を頂いて生きてきたのです。
本当に「いただきます」という言葉を心の底から発することが出来たのはこの時だったと思います。
日本人は小さいころからのしつけとして食事の前には必ず(命を)「いただきます」という挨拶に始まり、「ごちそうさまでした」と終えることを習います。
習うので言わないことは無いのですが、この時ほどしみじみと考えたことはありませんでした。
ヤギさんにありがとうと心の中でつぶやいたことは言うまでもありません。

さて、市場に話を戻します。
市場と言うくらいなので、本当に様々な物が売られています。
面白かったのはお水を売っているおじさんが居ること。
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肩から背負っているのはまさに動物の胴体です。内臓をよく洗って加工してお水の入れ物としているようです。
ですが、このお水は現地の人しか飲めないと思います。
旅行客はお腹を壊したらいけないので私は見ているだけでしたが。。。

面白い物その2
サボテンの実を食べること。
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台の上にたくさんサボテンの実が並んでいます。
買うと剥いてくれてその場でもぐもぐします。
味はほんのりと甘くてタネのようなつぶつぶがありますが、それも飲んでしまします。
つぶつぶはざくろの粒のような食感ですが酸っぱくはありません。

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紫の玉ねぎやジャガイモを見ると、野菜のタジン鍋と結びついてしまいます。

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やはりグロテスクではありますが、1頭が吊るされている肉屋さんも沢山ありました。

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面白いことその3
そしてほのぼのとしているのはロバや馬が留まるパーキングがあることでした。
車の駐車場ならぬロバパーキングです。市場でたくさん買い物をしたらロバの背中に渡して人も乗ってテクテクと歩いていく力持ちのロバたちのパーキングです。ご主人様が帰って来るまで係の人がロバ同士の喧嘩にならないように見張ってくれるそうです。ロバはとても働き者でした。



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Author:silk
愛猫から始まったミレコロ日記。美麗から美月に変わり、心たんも9歳になった2016年からは、
これまでのつぶやき、旅日記に加え、タッセルの話も綴ります。

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